2025年10月24日(金)〜2026年1月16日(金)
【ハイブリッド/対面】地域から見た古代文学
『出雲国風土記』とは、和銅6(713)年の官命をうけて編纂された公文書で、五つの項目に従って、名産品や地形、地名起源譚や古老伝承について記しています。現存する五つの『風土記』の中で唯一の完本であり、最も遅い天平5年(733)に完成したとされています。特徴的なのは、オホクニヌシが「天下造らしし大神」と称され、出雲における国作りの神として語られていることで、在地の女神に対するオホクニヌシの求婚譚が収められています。出雲国造の祖であるキヒサツミや、アジスキタカヒコをめぐる伝承も記紀とは異なった形で伝えられており、大原郡阿用郷の一つ目の鬼伝承からは出雲が鉄の産地であったことがうかがえます。
この講座では、神々の系譜に注目しつつ、記紀神話に組み込まれる前の出雲の神々の姿を復元してみたいと思います。
- 開催日
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- 場所
- 千代田区
- 主催者
- 明治大学
- 定員数
- 30名
- 費用
- 19,800円
- 申込期日
- 問い合わせ
- 03-3296-4423平日10:30~19:00土曜10:30~15:30
- 対象世代
- 現役世代
- 学習レベル
- 関連する資格、職業等
備考
教養・文化