地の利が育んだ繁栄の地:千住宿 開宿400年が照らす歴史と文化
地の利が育んだ繁栄の地:千住宿 開宿400年が照らす歴史と文化
千住宿は寛永2年(1625年)に開宿し、今年400年を迎えます。この講座では、平地と河川という利を活かして発展し、琳派に代表される江戸の美術など独自の豊かな文化を育んできた千住の遺産と未来へ伝えようとする人々を紹介します。
徳川家康の家臣である伊奈忠次・忠治親子による新田開発と治水事業により、千住宿と足立の地は平地と河川に恵まれた地の利を活かして発展を遂げました。
発展が一段落した徳川家光の時代、日光東照宮と上野寛永寺を結ぶ日光街道の整備が計画され、寛永2年(1625年)に千住宿が誕生します。千住宿とそれを支える近郊農村は経済的に豊かになり、その繁栄は文化・文芸を育む土壌となりました。
江戸時代後期には千住の琳派を始め、暮らしとともに歩んだ美と文化が生まれ、明治時代に入ると森鷗外や岡倉天心といった文人ともゆかりの深い地となります。このようにして千住・足立の地に蓄積されてきた文化遺産(歴史、民俗、美術)は、震災や戦災、様々な危機を乗り越えて今もなおこの町で大切に受け継がれています。
そして今年、千住宿は開宿から400年という記念すべき年を迎えています。今回の講座では、この地が育んできた豊かな遺産と、それを未来へ伝えようとする人々をご紹介します。
足立区立郷土博物館特別展
「千住宿開宿400年」出張展示
期間:2025年11月5日(水)~12月23日(火)
時間:平日 9:00~20:30 土曜日 9:00~17:00
会場:東京区政会館1階エントランスホール
費用:無料
主催:公益財団法人特別区協議会
共催:足立区
*展示に関するお問い合わせ先
公益財団法人特別区協議会 電話03-5210-9949
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