2025年10月3日(金)〜2025年12月19日(金)
西洋美術図像学入門 (キリスト教図像学:旧約聖書続編とヨハネの黙示録)
⻄洋美術史における図像学とは、作品の中に表現されている意味内容を探っていく学問です。美術館で作品を⾒るとき、描かれている物語はどんな内容なのだろうとか、あるはずのないところにコロンと置かれたがい骨は、何か特別な意味があるのだろうか?などと感じられたこともあるのではないでしょうか。本講座では、そうした作品の意味内容をテーマごとに考えていきます。
今期は、旧約聖書続編とヨハネの黙示録を扱います。
旧約聖書続編には、スザンナやユディトなど、美術作品の主題によく登場する物語が収録されています。美術作品を見ながら、これらの物語をご紹介します。
ヨハネの黙示録は新約聖書の最後におさめられています。キリスト教的歴史観の最終地点、<最後の審判>に先立ち起こるさまざまな出来事が記されており、美術作品の源泉となることもしばしばあります。ここでは、黙示録の内容をご紹介すると共に、各時代に表現された最後の審判図を検討し、キリスト教的終末観を探っていきます。
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備考
※本講座は、2023夏期「西洋美術図像学入門(キリスト教図像学:旧約聖書続編とヨハネの黙示録)の内容と重複します。