2025年10月23日(木)〜2026年2月12日(木)
【ハイブリッド/対面】 『万葉集』の世界
巻八は、巻十とともに「雑歌」と「相聞」を四季に分類した巻で、花や鳥、天の川や雪を詠んだ歌が多く収められています。白鳳期の歌の次に奈良朝の歌を配列した古今構造になっており、巻十との違いは、作者名が記されていることです。舒明天皇の御製歌からはじまる秋の部では三十三首もの萩の歌がうたわれ、万葉人がこよなく萩を愛でていたことがわかります。それら秋を彩る萩やなでしこの多くは庭に植えられたもので、「やどの文学」は巻八の大きな特色となっています。また、作者がわかることや各部立内では歌が年代順に並んでいることから、どのような状況でうたわれたのか、歌の場や作歌事情を推測することができます。
この講座では一首ずつ丁寧に歌を解釈しながら、万葉人の季節感について考えてみたいと思います。
- 開催日
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- 場所
- 千代田区
- 主催者
- 明治大学
- 定員数
- 30名
- 費用
- 19,800円
- 申込期日
- 問い合わせ
- 03-3296-4423平日10:30~19:00土曜10:30~15:30
- 対象世代
- 現役世代
- 学習レベル
- 関連する資格、職業等
備考
教養・文化