2025年9月22日(月)〜2025年9月29日(月)
絵で読む幕末の江戸 PartⅡ
歴史・哲学
対面講座

19世紀の江戸では、世相を描く浮世絵が大きな人気を博しました。遊女を描く絵のように宣伝の意図を強く持つものから、情報伝達や世相を皮肉る社会諷刺にいたるまで、題材の多様化が顕著になります。また、政治犯が証言とともに状況を描いた絵画など、浮世絵とは異なり、政治的事件を描き、激動の時代を物語るものも豊富に残されています。本講座では、これらの絵画を歴史的資料としてとらえ、まず何が描かれているのかをできるだけ丁寧に読み解きます。また、その時期の文献史料も参考にしながら、絵の内容や作者の創作意図だけでなく、描かれた時期の政治や社会の実態を探り、幕末の江戸について考えます。
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備考
【講座の参考資料】
『近世史講義―女性の力を問いなおす』高埜利彦編(ちくま新書2020年)
横山百合子「幕末維新期新吉原遊廓における遊女屋・遊客・遊女―高橋由一画「花魁」のモデル稲本屋小稲ほか遊女の書状を素材としてー」『国立歴史民俗博物館研究報告』第235周、2022年
『近世史講義―女性の力を問いなおす』高埜利彦編(ちくま新書2020年)
横山百合子「幕末維新期新吉原遊廓における遊女屋・遊客・遊女―高橋由一画「花魁」のモデル稲本屋小稲ほか遊女の書状を素材としてー」『国立歴史民俗博物館研究報告』第235周、2022年