2025年10月17日(金)
【ハイブリッド/対面】記紀神話の深層Ⅴ
古代日本には、いわゆる庭園をさす言葉として「には」「その」「しま」「やど」の四つがありました。それぞれ、「には」は祭祀や儀礼の場、「その」は植物を栽培するための空間、「しま」は人工的に造られた池に浮かぶ中島、「やど」は建物に付随する前庭を指し、本来その機能も異なっていました。しかし、飛鳥から平城京に都を遷し、条坊制のうちに居宅を構えるようになると、人々は前庭に木や花を植え、故郷の自然を再現して愛でるようになりました。聖なる空間であった「には」は、日常の空間「やど」へと変わり、個人の邸宅で開かれた宴では、四季折々の風物が歌に詠まれました。
この単発講座では、記紀神話や万葉集の歌を通して、祭祀空間から宴の場へとかわっていった庭の変遷を辿り、古代人の季節感について考えてみたいと思います。
- 開催日
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- 場所
- 千代田区
- 主催者
- 明治大学
- 定員数
- 30名
- 費用
- 2,200円
- 申込期日
- 問い合わせ
- 03-3296-4423平日10:30~19:00土曜10:30~15:30
- 対象世代
- 現役世代
- 学習レベル
- 関連する資格、職業等
備考
教養・文化