【語学講座】3日で学ぶロマ語 (CEFR PreA1~A1)

【言語の紹介】
かつて「ジプシー」や「流浪の民」と呼ばれ、馬車で放浪の旅をしていたロマ民族の言語です。ロマニ語とも言います。ロマは独自の国を持たず欧州各国に少数民族として暮らしています。この言語は東欧を中心とした地域の伝統的なロマによって話されています。
【講座の目的】
ロマ民族の概要とロマニ語の体系についての基礎知識を得て、ロマニ語であいさつと自己紹介が出来るようになることを目標とします。
【講座の内容】
ロマニ語話者人口が世界で最も多い東欧ルーマニアの初等・中等教育で採用されている「標準ロマニ語」を学びます。「標準ロマニ語」はロマニ語の古形や古い語彙を保った一種の「文語」であり、これを最初に学んでおくと国内外の様々な方言(口語)に対応しやすくなるという利点があります。『ニューエクスプレスプラス ロマ(ジプシー)語』(白水社)を教材として用い、「初級I」では教科書の前半（第１課～第10課）までの文法をまとめて学びます。秋に開講を企画している「ロマ語初級II」（教科書の後半部分を中心に学習）への参加につなげるための短期集中講座です。基本会話は学びますが、集中講座なので語彙の学習は極力避けて、ことばの構造が理解できるように基礎単語を用いて文法を中心に紹介します。