そばで、絆ぐ「江戸そばの歴史と未来」
そばで、絆ぐ
「江戸そばの歴史と未来」
そばは、古くは中国雲南地方に起源をもち、日本には縄文時代に伝わったとされています。当初は、粒のまま食べたり、粉にして「そばがき」として食べたりしていましたが、後に麺状の「そば切り」が登場しました。その後、江戸時代を通じて、そばは庶民の食文化として大きく発展していきます。とりわけ江戸では、そばは多くの人々に親しまれる食となりました。その背景には、脚気の予防に役立つ栄養面での利点、三多摩地域など近郊の産地に支えられた地産地消、高温多湿な江戸の暮らしに合った「せいろそば」という形式の広がりがありました。また、長時間煮詰めた出汁と濃口醤油と砂糖を合わせ寝かした「返し」を使った濃厚な汁が完成したことも、江戸そばの魅力を高める大きな要素となりました。
本講座では、1789年に江戸・麻布で創業した「総本家 更科堀井」の歩みをたどりながら、江戸そばの歴史と文化をひもときます。更科堀井は、武家とのつながりを背景に、白く上品な「更科そば」によって独自のブランドを築いてきました。一方で、昭和期には恐慌や金融機関の破綻により、一度廃業を余儀なくされます。しかし戦後、地元麻布の支援を受けて復興し、創業以来の精神である「美味しいそば」を追求し続けてきました。講座の中では、江戸そばの技術や更科堀井の歩みを振り返りながら、伝統を守ること、そして新しい挑戦を重ねることの意味についてお話しします。あわせて、ミラノ万博をはじめとする海外での食文化発信、ニューヨーク出店、国内外の料理人・生産者・研究者との協働など、そばを通じて広がるさまざまな「絆」についてもご紹介します。
「あなたのそばに、いつも日本の蕎麦と口福を」という思いのもと、私は、人財育成や地域・生産者との連携、社会貢献にも取り組んでいます。江戸そばが、これからの時代にどのように受け継がれ、さらに広がっていくのか、私自身の経験を交えながらお伝えします。
- 開催日
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- 場所
- 千代田区
- 主催者
- 東京都立大学オープンユニバーシティ
- 定員数
- 52名
- 費用
- 3000円
- 申込期日
- 問い合わせ
- 03-3288-1050平日9:00~17:30
- 対象世代
- 学習レベル
- 関連する資格、職業等



