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2026年1月9日(金)〜2026年1月30日(金)

『江戸府内絵本風俗往来』の世界 Act5 ―江戸風俗を巡る言説を探る―

歴史・哲学
対面講座

「葦の葉散人」こと菊池貴一郎(嘉永元年(1848)~大正14年(1925))は、二代歌川広重に学び後に四代広重を継いだ人物です。本講座は菊池貴一郎の著作『江戸府内絵本風俗往来』を題材に、幕末の江戸市中の風俗・諸職や庶民の生活の姿を分かりやすくご紹介いたします。
今期の第1回から第3回では、同書「下編 雑の部」を中心に「水道の水にて産湯をつかひし江戸児の一人」である著者の江戸口調の文辞と、菊池自らが描く軽妙な挿絵を読み解きます。
また、第4回では明治中期以降に書き記された江戸風俗を回顧するさまざまな言説について検討を加えます。内容としては、明治20年代に行われた東京帝国大学史談会による幕府役人に行った聞き取り記録である『旧事諮問録』などの、近代アカデミズムによる江戸諸制度・文化への関心や、江戸城本丸御広敷役人出身の山中笑(共古)の『共古随筆』、山中や菊池貴一郎も関わった『此花 風俗図説』などの当時在野知識人による江戸言説を対比しつつ、『江戸府内絵本風俗往来』の持つ特徴を明らかにします。
お気軽にご受講ください。毎回、教材プリントを配布します。

開催日
場所
千代田区
主催者
東京都立大学
定員数
36名
費用
10100円
申込期日
問い合わせ
03-3288-1050平日9:00~17:30
対象世代
現役世代
学習レベル
初級者
関連する資格、職業等
受講した

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