2026年1月14日(水)〜2026年3月18日(水)
ヴァザーリと西洋美術史 西洋美術史の父と言われるヴァザーリの人生と視点
ルネサンス末期のイタリア人ジョルジョ・ヴァザーリは画家であり、建築家であり、イベントの企画発案者です。ウッフィーツィ美術館が良い例です。しかしヴァザーリは何よりも西洋美術史の父としてその名を不朽のものとしました。彼の残した『最も優れた画家、彫刻家、建築家たちの人生』(芸術家列伝)は、その後の西洋美術史の考え方に絶大な影響を及ぼしました。今では研究が進み、必ずしもヴァザーリの記述が正確ではないことが分かっています。しかし、彼はミケランジェロと親しく付き合ったように、イタリア・ルネサンスの巨匠たちの多くを直に知っており、芸術家たちの生活習慣や性格などについて、知りようのない生き生きした情報や、失われた作品などを教えてくれる最高の著者であり続けています。さらに芸術とは何か、美術とはどうあるべきかという思想をリナッシメント(ルネサンス=再生)という言葉を用いながら問いたことにより、その後の作品の価値観を決定付けたのです。今回は、ヴァザーリが考える西洋美術史とその批判を、彼自身の、これ以上なく成功した芸術家としての人生と共に紹介する、一風変わった西洋美術史です。一年で古代から現代まで解説します。
- 開催日
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- 場所
- 千代田区
- 主催者
- 東京都立大学
- 定員数
- 15名
- 費用
- 17600円
- 申込期日
- 問い合わせ
- 03-3288-1050平日9:00~17:30
- 対象世代
- 現役世代
- 学習レベル
- 初級者
- 関連する資格、職業等


