東京都
ログイン
2026年1月7日(水)〜2026年1月28日(水)

明治政治史から見た日本政治の原風景 憲法をつくる、議会をつくる、国家をつくる

ライフスタイル・現代文化
対面講座

明治時代と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。人によって答えは様々ですが、幕末維新期を対象とした歴史小説やテレビドラマで見かける「戦い」は、「明治時代」の一つの表象となっているように思います。
確かに明治時代をもたらした幕末維新期は尊皇攘夷運動に基づくテロリズムが溢れており、その後も戊辰戦争や西南戦争といった内戦から、日清・日露戦争といった「帝国主義」的対外戦争まで、時期によって性格こそ異なるものの、「戦い」の絶えない時代でした。尤も他方で、そうした「戦い」の氾濫の中にあって(否むしろだからこそ)、明治を生きた政治家・思想家たちは今日我々が政治を論じる際に空気の如く言及する「政党」「内閣」「議会」といった組織・機関や、「憲法」をはじめそれらを支える理念について、真摯に考え、暗中模索してつくり出し、動かし、定着させ、立憲政治・議会政治の礎を築いていく時代でもありました。
本講義では、一次資料や最新の研究なども交えつつ、一昔前の学説や歴史教科書で「保守頑迷で反動的な藩閥内閣」「最終的にはそれに追従した弱体な議会・政党」「不十分な大日本帝国憲法」などとあまり高い評価を得てこなかった、明治時代の「近代的な政治」のあり方について見ていきたいと思います。

開催日
場所
千代田区
主催者
東京都立大学
定員数
15名
費用
10100円
申込期日
問い合わせ
03-3288-1050平日9:00~17:30
対象世代
現役世代
学習レベル
初級者
関連する資格、職業等
受講した

同じカテゴリーの講座