昭和から平成・令和へ 日本人の“地球の歩き方” を考える ~旅行メディアの視点からたどる、旅のスタイルの変遷~
昭和から平成・令和へ
日本人の”地球の歩き方”を考える
~旅行メディアの視点からたどる、旅のスタイルの変遷~
人はなぜ旅をするのでしょうか。リフレッシュしたい、休息をとりたいからという人もいれば、冒険をしたい、非日常を感じたいという意見もあるでしょう。日常の価値観でははかれないことや、異質と感じるものを積極的に受け入れる、そうした体験から学ぶことがあるとすれば、旅をWell-beingのためのツールとして考えてみるのはいかがでしょう。
本講座では、日本人の「地球の歩き方」を通して見えてくる、旅との向き合い方について考えます。
旅のスタイルは、徒歩や馬車の時代から交通技術の発達による汽船や鉄道、車、航空機の登場によって大きく様変わりしました。こうした交通手段、交通インフラの変化だけでなく、情報通信技術の進化にも旅は影響を受け、とくにIT革命といわれるインターネットやeメールの登場、スマホやWiFiの普及により、旅のスタイルも大きく変わっていきました。
日本人の海外旅行については、1964年の外貨持ち出し制限の緩和を一つの節目として一般化していきますが、とくに1985年のプラザ合意による円高シフト、バブル経済による好景気、あるいは格安航空券の登場などを追い風にして、80年代後半から90年代にかけて海外渡航者数は急上昇を見せます。時代はちょうど昭和から平成に移り、やがてIT革命が進行していく時代と重なって、旅のスタイルも様変わりしていきます。
1979年創刊の「地球の歩き方」はまさに、こうした時代の個人旅行向けガイドブックとして誕生し、情報通信の発達に伴う旅の変化とも並走してきました。創刊からすでに半世紀近くが経過しますが、当初の“情報が限られていた時代”から“情報があふれる時代”へと移り行くなかで、旅メディアの役割もまた大きく変わっていきました。ただ、そうした時代変化のなかでも、根底に流れる旅への憧れや情熱、また旅体験がもたらす価値そのものは失われることなく、今後も人々を魅了しつづけていくことでしょう。
今回の講義では情報インフラの変化を軸に、旅情報がガイドブックなどに限られていた時代の実相を前編に、後編はIT革命以後のスマートな旅への変化に焦点を当て、具体的なエピソードを交えながら、旅そのものの価値について考えてみたいと思います。
- 開催日
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- 場所
- 千代田区
- 主催者
- 東京都立大学オープンユニバーシティ
- 定員数
- 30名
- 費用
- 5000円
- 申込期日
- 問い合わせ
- 03-3288-1050平日9:00~17:30
- 対象世代
- 現役世代
- 学習レベル
- 関連する資格、職業等


