【オンライン】『嵐が丘』を読む 語り手の視点について考える
『嵐が丘』を読む
語り手の視点について考える
プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。
『嵐が丘』は、19世紀イギリス小説の名作のひとつとして知られています。作者エミリー・ブロンテは、イングランド北部ウェスト・ヨークシャーに位置するハワースという村の牧師館でこの小説を執筆しました。『嵐が丘』はエミリー・ブロンテによる唯一の小説です。イギリスの作家ウィリアム・サマセット・モームが『世界の十大小説』に選書したことでも知られ、これまで幾度も映画化や舞台化の題材とされてきた作品でもあります。
『嵐が丘』といえば、キャサリンとヒースクリフの愛憎劇が印象に残る作品です。一方で、物語の主要部分が家政婦の回想という枠組みで構成されている点は、案外見過ごされがちかもしれません。『嵐が丘』の物語は、ロックウッドが家政婦のネリー・ディーンから聞いた話を記したもの、という形式で構成されています。小説は、1801年にロックウッドが嵐が丘のヒースクリフを訪ねる場面から始まります。吹雪で一晩嵐が丘に宿泊したロックウッドは、悪夢にうなされます。その翌日、滞在先のスラッシュクロス屋敷に帰った彼は、屋敷の家政婦であるネリーから、ヒースクリフにまつわる過去の話を聞くことになります。現在と過去を行き来する語りの二重構造は、『嵐が丘』の特色といえます。
本講座では、語りとその視点に着目し、出来事のとらえかたがどのように変化するのかを考察することで、テクスト解釈の多様性を探ります。まず、エミリー・ブロンテと『嵐が丘』の背景についてご紹介し、次に、キャサリンとヒースクリフの別離を引き起こすきっかけとなる場面を中心に、テクストの抜粋を読み解いてゆきます。和訳を参照しながら、19世紀英文学にみられる古風な表現もご紹介したいと考えています。また、代表的な映画化作品との比較にも言及する予定です。
- 開催日
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- 場所
- オンライン
- 主催者
- 東京都立大学オープンユニバーシティ
- 定員数
- 30名
- 費用
- 1,000円
- 申込期日
- 2026年8月12日
- 問い合わせ
- 03-3288-1050平日9:00~17:30
- 対象世代
- 学習レベル
- 関連する資格、職業等
備考
※アーカイブ配信(録画:7日間限定)視聴も可能です。


