健康寿命をのばす!身体活動から考える高齢社会の介護予防

東京23区の今を考える
健康寿命の延伸に向けた身体活動と地域の取り組み
特別区プレミアム講座「東京23区の今を考える」は特別区協議会とオープンユニバーシティの連携講座です。有数の大都市東京の社会的課題や、対応に関して広く東京都区民に理解を深めていただくことを目的とした講座です。多くの方々に受講していただけるよう、特別価格で提供し、入会金も不要です。
尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。
高齢社会が進行する日本において、「健康寿命をいかにのばすか」は重要な社会課題となっています。その延伸を阻害する要因としては、メタボリックシンドロームなどの内臓に関連する問題、認知症に代表される認知機能の問題、そして身体的フレイルやロコモティブシンドロームといった運動器の問題が挙げられます。これらの課題に立ち向かうための一つの方策が、本講座で主に取り扱う「からだを十分に動かすこと(身体活動)」です。
身体活動が健康にさまざまな恩恵をもたらすことは、すでに多くの研究から明らかになっており、WHOをはじめとする国際機関や各国政府では、推奨される活動量や種類を示したガイドラインを策定しています。しかしながら、日本を含む高所得国では、身体活動不足や座りがちな生活(座位行動)が広がっており、その対策が急務となっています。こうした身体活動不足の解消には、「個人の努力」だけでは限界があり、家族や所属する集団、地域環境(歩きやすいまちづくり)、行政による支援など、複数のレベルにまたがる取り組みが求められます。
本講座では、健康寿命をのばすために必要な身体活動の基本的な知識を紹介するとともに、地域における身体活動促進の視点から、東京のような都市部における地域環境(歩きやすいまちづくり)や、地域で実施されている介護予防の取り組みの一例として、東京都荒川区の「ころばん体操」なども取り上げます。
「自分の健康は自分で守る」だけでなく、「地域全体で支え合う健康づくり」の視点から、日々の暮らしの中でできることを一緒に考えてみませんか。
アクティブガイド(高齢者版)
厚生労働省が国民向けに策定した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」である
https://www.mhlw.go.jp/content/001361384.pdf
荒川ころばん体操20周年記念誌
地域の高齢者の健康づくりを支える取り組みとして定着しています
https://www.mhlw.go.jp/content/001361384.pdf
- 開催日
-