【オンライン】【高校生専用申込ページ】脳の老化を分子レベルで読み解く

※高校生対象の申込ページです。
高校生のための 大学授業体験シリーズ
脳の老化を分子レベルで読み解く
当講座は、東京都立大学の教員による高校生のための講座です。大学で研究・教育に携わる教員が、オンラインで講義します。文系・理系を問わず、ジャンルは多岐に渡りますので、興味ある講座を積極的に受講してみてください。
みなさんが美しい景色に感動したり、面白かった出来事を友達に話したり、新しいことを考えついたりするのは、脳の働きによるものです。脳はどうやってこの複雑な仕事をしているのでしょうか?歳をとると脳はどのように変化するのでしょう。そのメカニズムが分子レベルでわかれば、脳の老化を止める薬が作れるのではないか?これらの疑問について、皆さんと考えてみたいと思います。
1. 脳はどうやって働くの?情報処理と伝達の仕組み
みなさんが景色を見ると、目で受け取った光の情報が脳に伝わり、脳の中で処理された結果、「美しい」と思う、などの反応が起きます。この情報伝達は、「神経」という種類の細胞が担当しています。神経細胞は、どうやって情報の伝達や集積をしているのでしょう?歳を取って起きる神経細胞の変化は、どのようにその機能に影響するのでしょうか。
2. ハエの脳も歳をとる?
私たち人間と小さなハエは、見た目も寿命も全く違いますが、脳が働く仕組みは同じです。老化の分子メカニズムも共通する点が多いことがわかってきました。私たちはショウジョウバエを使って、ヒト脳の老化の分子メカニズムを探っています。そのアプローチについて紹介します。
3. 加齢と脳の疾患:アルツハイマー病
歳をとると、アルツハイマー病などの病気になる可能性が高まります。アルツハイマー病では神経細胞が死んでいくので、認知症などの症状が起きます。なぜ歳をとると、アルツハイマー病になりやすくなるのでしょう?この疾患にどうやって立ち向かうか、一緒に考えてみましょう。
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