【オンライン】サービスとロボットとデザイン
科学が開く未来への扉 東京都立大学 研究センター紹介講座
東京都立大学の研究は、人文・社会・自然科学の各分野で高い水準にあり、それぞれの専門領域で優れた実績を挙げています。これらを有機的に結び、世界最高峰の研究拠点を目指すのが「研究センター」であり、現在12のセンターが学内外に研究の成果を発信しています。また、優れた業績があり、新たに研究拠点形成を目指すものの中でも、研究センターほどは大規模ではない研究グループを対象とする、「リサーチコア」という新たな研究グループを設置しています。
研究センターシリーズ「科学が開く未来への扉」では、本学研究センター最先端の研究成果を紹介していきます。
サービスロボット インキュベーションハブ リサーチコア
生成系AIやロボットなどのテクノロジーがかつてない速さで進展している。ロボットが活躍する領域も製造分野にとどまらず、社会インフラから、医療、介護、福祉サービス、生活支援や家事代行といった生活分野にまで広がりを見せています。こうした時代や社会の変化の中、東京都立大学が2015年に創設したのが、人間と共生するサービスロボットの研究開発や事業化・実用化を目的としたインキュベ―ションハブ(serBOTinQ(サーボットインク))です。大学内の知見や共同研究機関である企業が持つ技術を組み合わせながら、デザイン思考を用いたシステム提案やプロトタイピングによる仮説検証の実践、サービスロボットを利用する人の目線に立った評価などを一貫して実践できる体制を構築しています。
センターの先進性
身近な家庭用ロボットといえるロボット掃除機や、ペットロボットに代表されるコミュニケーションロボットのように、明らかにロボットとわかる機械はもちろん、ロボット技術(RT)を応用した“目に見えないロボット”が身の回りの機器や設備の操作を担うようになり、「人間がロボットと一緒に生活する」というフィクションのような世界が現実になり始めています。その実現化に向けて研究体制を充実化、産学公連携における成果創出にも努めています。
センターの未来像
超少子高齢化が進み、高齢者1人を現役世代1人で支える肩車型社会の到来を目前にした日本では、高齢者や遠隔地で暮らす人々への情報支援、自宅や公共施設での移動支援、完全無人化を前提とした物流支援など、人々に寄り添いながらインタラクティブな支援を実行できるサービスロボットの重要性がますます高まっているのも現状です。
人生100年時代を迎える現代において、人間の活動を効果的にサポートしてくれるロボットの開発はもとより、人間とのコミュニケーションが可能なロボットの開発も推進し、ロボットと人間の共生社会の実現を目指します。
本リサーチコアは企業やユーザと協働でサービスロボットの開発を行うことを目的としているため、serBOTinQは様々な専門分野に精通した教員で構成されています。今回の講座では、本リサーチコアの最新の研究成果を、各専門分野の講師から4回のシリーズで紹介していきます。
- 開催日
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- 場所
- オンライン
- 主催者
- 東京都立大学
- 定員数
- 30名
- 費用
- 10100円
- 申込期日
- 問い合わせ
- 03-3288-1050平日9:00~17:30
- 対象世代
- 現役世代
- 学習レベル
- 初級者
- 関連する資格、職業等
備考
※アーカイブ配信(録画:7日間限定)視聴も可能です。


