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2026年1月8日(木)〜2026年3月19日(木)

芭蕉と『おくのほそ道』の旅 生誕説と陸奥のところどころ

対面講座

松尾芭蕉(宗房)は正保元年(1644)伊賀国(三重県)上野の城下に無足人家の次男として育ちました。俳書には自ら「伊賀上野住宗房」と在住地を記していますが「生誕の地」を明らかにした資料は見ません。芭蕉が生誕したとされる柘植の地を訪れて地方史家の説に耳を傾け、芭蕉の信頼する門人服部土芳の自筆にまつわる『芭蕉翁全伝』に脳裏が巡りました。
さて芭蕉の生涯は終わりのない旅でしたが、それは俳諧の新生を願う修行そのものでした。元禄2年(1689)に46歳の老境に達した芭蕉が陸奥・出羽・北陸を経て大垣に到着するまで156日間を要し行程は2500キロに及びました。
旅の日々は明け切らない時刻から日没まで歩き通しで、紙子は風雨や灼熱に晒されて、よれよれになった姿を連想します。時には喉の渇きに苦しみ、かつて小石川の清風邸で一座した風雅人を尾花沢に訪ね、塩竃では勇義忠孝の士、和泉の三郎を偲びました。
実地踏査の体験から『おくのほそ道』の旅の一コマを『曽良旅日記』と地図と写真で案内します。

開催日
場所
千代田区
主催者
東京都立大学
定員数
15名
費用
15100円
申込期日
問い合わせ
03-3288-1050平日9:00~17:30
対象世代
現役世代
学習レベル
初級者
関連する資格、職業等
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