発達障害のある人の理解と支援 共生社会の実現に向けて

発達障害のある人の理解と支援
共生社会の実現に向けて
プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。
みなさんは、「障害」をどのようにとらえ理解しているでしょうか。障害と自分との関係性をどのようにとらえているでしょうか。
障害のとらえ方は時代とともに変化し、障害のある人の暮らしを支える法律や施策、人々の認識といった社会状況も変化の途上にあります。日本では「障害の有無にかかわらず、国民誰もが互いに人格と個性を尊重し支え合って共生する社会」を目指し、自立や社会参加のための施策を推進しています。そのような共生社会を実現するためには、私たち一人ひとりが障害についての理解を深め、自身の思いを見つめ、主体的に考えていくことが大切です。
そのような観点から本講座では、以下の点を中心にお話しをすることを通して、みなさんと一緒に障害についての理解を深め、自身の思いを見つめ、主体的に考えていく機会とすることを目的とします。さまざまな障害種のうち、特に発達障害のある人の理解に焦点を当ててお話しします。
1.「障害」とは何か
「障害とは?」と問われた時、みなさんは何と答えるでしょうか。どのような状態を想像するでしょうか。2001年にWHO総会で採択された国際生活機能分類(International Classification of Functioning、 Disability and Health; ICF)を紹介し、障害の考え方を整理します。
2.自分と障害との関わりを見つめる
1.で紹介するICFの考え方をもとに考えていきます。自分と障害、自分の周囲の人と障害、自分の生活と障害、自分の生きる社会と障害、みなさんにとって身近なこととして考え、思いを整理します。
3.共生社会を実現する上で求められること
障害や障害のある人に対する誤解や理解の不足、偏見は長らくあり、差別も存在してきました。少しずつ社会の理解は変化してきていますが、残念ながらまだまだその途上であり、一人ひとりがその課題に継続的に考え取り組んでいくことが大切です。障害に対する理解の不足や偏見はなぜ生じうるのかについて紹介します。ご自身の中にあるものと照らし合わせていきましょう。
4.日本の法律・施策や制度
障害のある人を支援するための法律・施策や制度について紹介します。障害のある人に対する専門的な支援やサービスについても触れます。
- 開催日
-