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2025年7月31日(木)〜2025年8月21日(木)

オペラを楽しむ:新国立劇場『ナターシャ』 Tokyo シアター&レクチャーシリーズ

音楽・舞台
対面講座

新国立劇場では来たる8月に細川俊夫の新作オペラ『ナターシャ』が世界初演されます。大小合わせて、すでに7本ものオペラがある細川は、現代屈指のオペラ作曲家。その細川の新作オペラが日本で初演されるのは今回の『ナターシャ』が初めてとなります。シェイクスピア(『リアの物語』、1998年)やクライスト(『地震・夢』、2018年)、世阿弥(『松風』、2011年)や三島由紀夫(『班女』、2004年)、そして平田オリザ(『海、静かな海』、2016年)といった時代や国の異なる様々な作家の原作を題材にオペラを作曲してきた細川ですが、『ナターシャ』の台本を新たに執筆するのは多和田葉子。多和田にとって初の本格的なオペラ台本となる『ナターシャ』は現段階で簡単なあらすじ(以下を参照)と、日本語、ドイツ語、ウクライナ語の複数の言語で書かれることが発表されています。言葉の通じない者どうしが旅をするという多和田らしい物語がオペラとしてどのように展開されるのか、大いに注目されます。指揮は新国立劇場オペラ芸術監督で、細川の音楽の最良の理解者でもある大野和士、演出はドイツ出身のクリスティアン・レートが担当します。
 本講座は公演鑑賞を挟む全3回の構成となっています。まず、『ナターシャ』の台本作者である多和田葉子と作曲者の細川俊夫について御紹介します(第1回)。続いて、細川のこれまでのオペラ作品を振り返り、近年の新作オペラに関する状況にも簡単に触れつつ、多和田と細川の共同作業の行方を占います(第2回)。公演鑑賞後には『ナターシャ』について受講者の皆さんと議論します(第3回)。新しいオペラの誕生に立ち会うきっかけとして、ぜひこの講座に御参加ください。

オペラ『ナターシャ』のあらすじ:
海、そして宇宙の響き。アラトは母なるものを求め地底への入口を探し、故郷を追われ彷徨うナターシャと出会う。言葉が通じないながら名を伝えあった二人の前に、メフィストの孫と名乗る男が登場。二人はメフィストの孫に誘われ、海辺から森へ、そして現代の様々な地獄へと旅していく(新国立劇場ホームページより)。

開催日
場所
千代田区
主催者
東京都立大学
定員数
20名
費用
7500円
申込期日
問い合わせ
03-3288-1050平日9:00~17:30
対象世代
現役世代
学習レベル
関連する資格、職業等
なし
受講した

備考

※本講座は、新国立劇場の協力により実施するものです。

※電話申し込みのみ【TEL:03-3288-1050(飯田橋キャンパス)】

※申込期限:2025年7月17日(木)17:00
※上記申込期限以降はキャンセル不可(公演チケット予約のため)
※この講座を申し込まれる方は、同時に下記の公演鑑賞申し込みとなります。
※受講料7、500円のほかに、別途、下記の公演鑑賞のチケット代が必要です。
※チケット代は、必ず7月31日(木)の講座初日の受付時にお支払いください。
(お支払いは現金のみ/お釣りがないようにご用意ください)

公演鑑賞
日程:2025年8月17日(日)14時00分開演
(予定上演時間:約2時間30分(途中休憩なし・詳細未定))※予定上演時間を90分としていましたが、2時間30分に変更となりました(5/26更新)
演目:細川俊夫『ナターシャ』
会場:新国立劇場オペラパレス
チケット料金:
A席 19、000円(団体割引料金)2階席
B席 13、000円(団体割引料金)3階席
C席  9、000円(団体割引料金)4階席
※講座お申込みの際にチケットの席種をご指定ください。
座席位置は指定できません。
※公演日は各自ご自由に鑑賞してください。