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2025年7月26日(土)

知ってみよう!航空宇宙工学の世界 

宇宙科学
対面講座

航空宇宙工学の世界を訪れてみませんか?この講座では、飛行を支える空気の流れと航空機やロケットのエンジンを中心に、各分野の最新トピックの紹介を交えながら、オムニバス形式でわかりやすく解説します。

●航空機を支える空気の力学と空力音
航空機の飛行は空気の力に支えられています。機体を支える揚力、燃費の足枷になる抵抗、そして、前進するための推力、これらはいずれも空気の流れが生み出します。それらはどうやって決まっているのでしょうか。最新の航空機には静粛性の両立も欠かせません。航空機騒音は流れがつくる渦運動によって生じ、それは、ジェットエンジンだけでなく、脚や高揚力装置(スラット、フラップ)からも生じます。流れのどのような特徴が発生音の性質を決めるのでしょうか。この講義では、翼をはじめとした物体まわりの流れと抵抗・揚力などの空気力、そして、渦運動と放射音の関係について解説します。
また、航空機まわりの流れや空力特性、空力音を調べるために本学が所有している各種風洞実験設備についても紹介し、航空流体力学分野でどのような研究がなされているかを概説します。

●航空機とロケットに使われるエンジンの特徴と今後の動向
いま航空機やロケットに使われるエンジンに大きな変革が起き始めています。航空機のエンジンでは、地球温暖化を背景として従来のジェット燃料に変わる新しい燃料の利用や二酸化炭素を排出しない電動化エンジンの開発が進んでいます。ロケットのエンジンでは、超小型衛星の打上需要や宇宙旅行への期待から世界各国で小型ロケットを中心に新しいロケットエンジンの開発が活発になっています。本講義では、航空機やロケットに使われるエンジンの特徴を解説し、今後の動向を紹介します。また、本学で進めているエンジン分野の研究および実験設備についても紹介します。

開催日
場所
日野市
主催者
東京都立大学
定員数
15名
費用
5000円
申込期日
問い合わせ
03-3288-1050平日9:00~17:30
対象世代
学習レベル
関連する資格、職業等
なし
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