【オンライン】メルロ＝ポンティ入門　「もやもや」をかたちにする哲学

先の見えないこの時代、私たち各人は日々何らかの「もやもやした感じ」を抱きながら生きているのではないでしょうか。そしてそれは、解消すべき単なる障害ではなく、むしろ私たちの直面する問題を正しく理解し、解決に近づけていくための、きっかけであるはずです。
20世紀フランスを代表する哲学者・現象学者であるモーリス・メルロ＝ポンティは、世界のあらゆることがらについての違和感や居心地の悪さを感知し、それを究明しようとする活動を、〈哲学〉として位置づけました。本講座は、彼の哲学を手がかりに、次のような問いを立て、私たちの「もやもや」をかたちにする〈きっかけ〉を得ることを目標にします。